メープル・コラム

2022/02/08

鑑定証 or 証明書

古くて貴重な楽器には「鑑定証」といわれるものが付いています。

新しい楽器だけど付いているっていう方がいます。

それは、「鑑定証」ではなく、「証明書」または「製作証明書」といわれるものです。

「鑑定証」と「製作証明書」の違いは、楽器を製作した本人が書いたものか、他人が書いたものかです。

ストラディヴァリやガルネリのように既に他界した製作者の楽器には、通常鑑定家が「鑑定証」を作成します。一方、現代の生存している製作者の楽器には、製作者自身が「製作証明書」を作成します。

内容的にはだいたい同じで、楽器の特徴等が書かれています。大きな違いは、「鑑定証」の場合「、、、と思われる。」や「私の考えでは、、、」など断定せずに推測で記されることが多いです。鑑定家になるには免許も資格も必要ありませんので、責任はありません。信用されているかどうかでしょう。

そして「製作証明書」は製作者本人が作成してサインがしてあります。また、なくしても通常再発行も可能なことが多いようです。有料とは思いますが。。。

多くの「証」は外国語で書かれています。イタリア語、フランス語、ドイツ語や英語が多いようです。

いずれにしても「証」は大切に保管しておいてください。誰か作成したかにもよりますが、楽器の査定には大きく影響します。

もし製作者の楽器ではなく量産品の楽器の場合は何もない場合が多いので、せめて購入時の領収書くらいは保管しておきましょう。

2021/11/30

made in ... 。。。製

みなさんは、イタリア製の楽器が好きですか?

やっぱりクレモナ製の楽器が好きですか?

最近の新作クレモナ製の楽器についてです。

16世紀頃イタリアで始まったバイオリン製作はやがてドイツ、フランスへ広まり、ヨーロッパ各地で作られるようになりました。海を渡りアメリカ大陸でも、アジア諸国でも、今日では普通に作られています。

多くのバイオリンに魅了された人達は、バイオリンの聖地クレモナをめざしました。(そんなアニメも。。。)結果、小さな田舎町クレモナは現在国際町になり、クレモナのバイオリン職人はイタリア人とは限らなくなりました。ドイツ、オーストリアをはじめ、ハンガリー、ロシア、コロンビア、、、そしてもちろん日本からも。そして彼らによってイタリアのクレモナで製作された楽器には、堂々と made in Cremona(クレモナ製)というラベルが貼られています。

イタリア・クレモナ製の楽器、それは昔クレモナの巨匠達の作った楽器でした。今は、「クレモナで作られた楽器」です。

何が変わったのでしょうか。イタリアで作られたのでmade in Italyには間違いありません。では、それはmade by Italianでしょうか。もし本当にイタリア人が作った楽器であれば真のイタリアの楽器だと思います。なぜなら、彼らはイタリアに生まれ、イタリアで育った、芸術の中で育った心を持っています。また彼らの作る物は実用性はもちろんですが美しさにこだわっています。例えばバイオリンのヘッド(スクロール)は実用的楽器に美術的な頭をつけました。よく言われますが「イタリア人は音を作る」と。例えば日本人は工芸品をとても精密に作れます。しかしイタリア人は音を備えた楽器を作ります。

残念ながら楽器は誰がどこで作ったかで値段が決まります。しかし国際化した今、誰がどこで作っていても良い楽器というのはあります。材料も道具も製作法もほとんど変わりありません。わたしの知っている製作者は家族代々イタリアで楽器製作をしており、本人は生まれも育ちもイタリアです。純イタリア人ですが、現在はアメリカで製作しています。その楽器はもちろんmade in the USA、しかしmade by Italianです。イタリアの心で作られており、きっとイタリアの音を持っていると思います。

どこで製作されたということも重要ですが、それ以上に誰が作ったかということも考えてみてください。

少なくとも機械の作った量産品には「心」が欠けているかもしれませんね。

2021/11/10

アジャスターについて

バイオリンのチューニングは通常ペグでおおよそ合わせた後、テールピースに付けているアジャスターで微調整をします。おそらく第1弦(e線)を買う時に、ボール(Ball)かループ(Loop)を選ぶと思います。今回はその2つ以外も含めてお話します。

ボールエンド用のアジャスターはL字タイプとも呼ばれています。またボールエンドだけではなく、ループエンドも使用は可能です。軽い力で調弦が出来ますが、アジャスターが重く、弦長が短くなります。

ループエンド用のアジャスターはヒル・タイプと呼ばれています。これはループエンドのみでの使用になります。調弦に少し力が必要ですが、アジャスターは軽く、弦長も保たれています。ただしループエンドの弦は切れやすいので、アジャスター購入後は少し加工をするとあまり切れなくなります。

写真の左下のタイプ(名前がない、901番)はよく分数楽器に使われると思われていますが、フルサイズでももちろん使用出来ます。このタイプは上の2つのように弦を引っ張るのではなく、弦を押し下げて調弦します。またアジャスター自体も軽いです。

そして最近分数楽器や入門者に人気なのが、写真右のアジャスターとテールピースが一体化したタイプです。テールピース本体も軽く、弦長もしっかりとれるので優れ物ですね。ただし、音には影響があるので、良くも悪くも音にこだわる方は試してからご使用くださいませ。決して音が悪い訳ではありません。この音を好まれる方もおられます。あくまで音は好みの問題ですので。

以上4タイプのアジャスターをご紹介しました。当店にお立ち寄りの際には是非お試しくださいませ。先日も広島市内で教えられてる先生が試されて交換されました。自分に合ったアジャスターを使ってより良いバイオリン演奏を楽しんでください。 

2021/11/01

杢(もく)について

杢(もく)についてです。

(バイオリンにおいて)杢とは、裏板・横板・ネックに使われているメープル(カエデ)材の虎目模様・ストライプ・フィギュア・カール等のことで、決して木目・グレイン・年輪のことではありません。木目は木の成長で現れる線で、縦の線です。それに対して杢は、横に出る線です。写真のように縦の細い線は木目で、横の太い線が杢です。木目は輪切りにすると年輪で、縦に切ると真っ直ぐの線として現れます。一方杢は縦に切った時にのみ出ます。通常杢のある木は、広葉樹で、しかも大きく重たい種類の木に現れます。これは木自身が大きくなりその重さでシワが出来ます。それが杢です。人間でいう3段腹のようなものですね。よって、杢のはっきりとある材料は大きい木から取られたものです。裏板に関しては1枚の単板と2枚を合わせた物がありますが、1枚板はとても大きい木から作られているということです。(単純に2倍の太さの木)

2021/10/07

ミュートについて

最近お問い合わせの多い、ミュート(消音器)についてです。

ミュートといっても2種類あります。

 「消音器」、音を出来るだけ消すもの。

 「弱音器」、音を弱くして、音色等を変える物。

通常みなさんが住宅事情等で、音を大幅に落として練習する際に使われるのが「消音器」。

金属製とゴム製があります。ゴム製は金属製ほど消音効果はありませんが、楽器や駒を傷つけにくい。

一方金属製ミュートは重さがあるので消音効果抜群ですが、振動でゆるんで落下したり、落としたりと意外と使いづらい面もあります。

そこで最近おすすめしていますのが、ハイブリッドな、中は金属で外はゴムという、消音効果と安全性を併せ持った物です。ぜひお試しくださいませ。

さて、もうひとつの「弱音器」ですが、これはオーケストラ等で演奏される方ならご存知でしょう。

楽譜上に指示してあります con sord. (with mute)   senza sord. (without mute)   ですね。

この演奏用弱音器をつけると音色がくすんだりして、霞がかった幻想的な響きになります。

試してみたいと思われましたら、ぜひご来店にてお試しくださいませ。

2021/09/21

ケースについて

楽器を持ち運ぶため、また保管のためには必ず楽器専用のケースが必要ですが、どのようなケースを使っていますか。楽器を購入した時に付属していたものを使っていますか。別に買いましたか。

ケースを選ぶ時には、形や色、素材や重さ、耐久性や防水性など様々な理由で選ぶでしょう。

大切な楽器を守ってくれるケースです。慎重に選びたいものですね。

現在ケースはファッション性もあり、多くの種類があります。大きく分けるとソフト・ケースとハード・ケースとなります。ソフト・ケースは以前、木材のケースを布でカバーしていましたが、今はほとんどが軽い発泡スチロールのような素材になっています。ハード・ケースは樹脂やカーボンなどの堅くて薄い素材が増えています。どちらも利点と弱点はあります。特に価格は大きく違います。

地方に居るとなかなか実物を手にとって確かめることが難しいですが、たいていのお店は取り寄せてくれると思います。ぜひ納得してから購入しましょう。出来ればご自身の楽器を持っていって試しましょう。楽器を出し入れするだけで、カタログではわからないことや気付かないことを発見するでしょう。特にサイズ・バリエーションの多いビオラは要注意です。買った後で入らなかったでは残念です。また持ってみたり、背負ってみてください。感覚的な好き嫌いがハッキリするでしょう。

余談ですが、最近外国(欧州や中国)からの荷物は規制があり、なかなか入ってきません。在庫がない場合は入荷に多少時間がかかっています。余裕を持ってご注文くださいませ。

2021/09/16

バイオリンの弦について

以前バイオリンの弦の交換についてお話しましたが、今回はバイオリンの弦の種類についてです。

バイオリンの弦を交換したいけど、種類が多すぎて選べない、高すぎる、いつ換えたらいいのかわからない、結局どれがいいの、弦が違うと何が変わるの、違う種類を混ぜてもいいの、など、わからないことばかりではありませんか。

だからいつも同じ弦しか使っていない、先生と同じ弦、みんなと同じ弦、で過ぎていませんか。

今回は、簡単に「弦」について説明します。

現在使用される弦は大きく分けて3種類です。ガット弦、ナイロン弦、スチール弦。

19世紀くらいまでは、動物の腸で作られるガット弦しか使われていませんでした。

現在は、ほとんどの方が人工のナイロン弦(Synthetic)を使っています。

時々、スチール弦を好んで使われる方もおられます。バイオリンのE線のほとんどはスチール弦です。

特徴としては、ガット弦は柔らかく優しい音ですが湿度の影響を受けやすい、

ナイロン弦はほとんど湿度の影響がなく安定しており、値段も中程度、種類も豊富、

スチール弦は湿度の影響はほぼなく、切れにくい、大音量で演奏できるステージ向き。

選ぶ時には、目的、楽器、音色等を考慮して選びましょう。

目的が、練習用なのか、演奏会用か(オーケストラか、ソロか)、ライブ等のアンプ等を使っての演奏かなど、音量や音質を変えることもあります。

また、使用する楽器によっては、合う合わないや、適している適していないなど、構造上の問題もあります。選択を間違うと楽器が壊れることもありますし、楽器の本来の音が出せなくもなります。

通常の楽器は問題がないのでさほど心配はいりませんが、古い楽器は気をつけてください。もともとガット弦を使う前提で作られましたから。

ということで、適した弦の中からいろいろ選んで、弦の違いによる音の変化を楽しんでみてください。

弦に関するご相談はいつでも対応いたします。弦の交換やその他のことでもお問い合わせください。


2021/09/09

続 フィッティング・パーツについて

さて、問題のフィッティング・パーツに使われている素材についてです。見た目の色はもちろん音にも影響があります。(つまり、パーツを交換すると音が変わるということです。)

工房等で最初にフィッティング・パーツを付ける時に、楽器のニスの色に合わせて選んだのか、それとも音を考えて選んだのかはご本人に聞くしかないかもしれませんが、いずれにしても最初はセットで揃えて付けられます。

フィッティング・パーツの音への影響ですが、これはあくまでも目安です。

特に、テールピースとあご当てが音を変えるようです。


テールピースは見てのとおり、弦とつながって振動しています。

弦の振動をどの程度抑えるかがテールピースの素材によって違うようです。

エボニーは音が締まってハッキリするようです。ツゲは柔らかくなります。

ローズ・ウッドはその中間でしょうか。

あご当ては楽器本体に接しているので、本体のどの部分をどの程度押さえるかが

楽器本体の音の振動に影響を与えているようです。

「あご当て」のコラムで書いたように、あご当ては本来楽器を安定させる役目ですが、

同時に音にも影響するようです。ブロックのあるセンターに挟むタイプと、横板のみを挟むタイプとでは、表板の振動が変わるようです。ぜひ音の変化も試してみてください。

2021/09/06

フィッティング・パーツについて

フィッティング・パーツとは、バイオリン本体以外の付属パーツで、

ペグ(糸巻き)、テールピース、あご当て、エンドピンの7つのセットのことです。

楽器を購入すると既にこれらのフィッティング・パーツは付けられています。しかし、破損、合わない、好きではない等の理由で交換することがあるでしょう。

(そうです、交換できるパーツです。しかも選べます。)

大きさや長さはほぼ決まっているので、楽器のサイズで選ぶことになります。選べるのは、製作会社・工房、タイプ・スタイル、素材です。

いくつか有名な製作会社・工房はありますが、高額なのであまり重視されません。

タイプ・スタイルは主にイギリス、フランス、ドイツといった分け方がされています。

楽器をお持ちの方は、ご自身のパーツがどのタイプ・スタイルか調べてみるとおもしろいかもしれませんね。(通常はヒル、フレンチ、あるいはジャーマンといった表記がされています。)

主な素材は、黒いエボニー(黒檀)、焦げ茶色のローズ・ウッド、薄い茶色のツゲ(柘植)の3種類で、その他にも弓でお馴染みのフェルナンブーコ、独特な模様のスネーク・ウッド、最近ではオリーブなどの代用素材も使われることもあります。

じつはこの使用される素材によって音が変わることがあります。このことについては、次回のコラムで。

2021/08/27

松ヤニ(松脂)について

松ヤニは文字通り松(科)のヤニを加工した物です。

英語ではRosin、そうです野球でピッチャーが滑り止めに使う白い粉

ロジンです。バイオリンでは弓毛に付けて弦をひっかけて音を出します。

松ヤニは、様々な国のメーカーからいろいろな物が作られています。

種類は大きく分けると2種類です。

 「ライト(アンバー)」と呼ばれるアメ色の「サラサラ系」、

 「ダーク」と呼ばれる黒色の「ネットリ系」。

どちらかというと、湿度の高い日本ではライトのほうがお勧めです。

が、冬は暖房等でカラカラに乾燥します。じゃあ、どっち?

最近は「どちらでもイイ感じ系」もあります。

時々バイオリン用とチェロ用は違うという方もおられますが。。。

また、使っている弓毛によっても多少は選んだ方がより良いかもしれません。

松ヤニが少ないと音は出しにくいですが、塗りすぎには注意してください! 逆効果です!

引っかかりが悪いので毎回塗っているようであれば、それは毛が摩耗しているかもしれません。

毛替えをおすすめします。また、毛替えは新しい違う松ヤニに換えるチャンスですね。

どれを選んだら良いのか分からないので、とりあえず先生と同じ物を使っていますか。

みんなが使っているから同じ物を使っていますか。自分に合った「松ヤニ探し」してみませんか。



2021/08/23

あご当てについて

肩当てを使わない方はいますが、あご当てを使わない方はいません。

あご当て Chin Rest (あごを休ませる、乗せる所)は、

1822年頃作曲家かつバイオリン奏者のルイ・シュポーア(1784~1859)が発明しました。

元々バイオリンはあごで挟まずに演奏されていました。その後、右側に、左側に挟むようになり、

遂にあご当てが使われるようになりました。そのことで楽器を水平に保てるようになり、

ポジションの移動やビブラートも容易になり、奏法の発展にもつながりました。

ところで、よく楽器をうまく持てないので、肩当てが合わないので換えたいと言われます。

本当にその原因は肩当てでしょうか。以外と多くの場合は肩当てではなく、あご当てが

合っていないことがあります。あご当ては、素材や色はもちろん、形もいろいろと存在します。

また、大きすぎるあご当てもよく見られます。重たいでしょう。

ぜひいろいろなあご当てを試してみませんか?そのうえで肩当てを選んでみてください。

きっとフィットすることでより良い演奏につながるでしょう。

2021/08/16

大切な駒について

大切な駒についてです。

演奏者は弓を動かして弦を振動させます。その振動を楽器本体に伝えるのが駒です。

つまり、駒は音に影響を与えます。しかし、それ以前に駒は弦を正しい位置・高さに保つ役目があります。皆さんの楽器の駒は正しい位置にありますか、正しい高さを保っていますか。

以前、バイオリンの先生に指導していただきました。

「弾く前に必ず駒を確認しなさい」と。何を確認するのでしょうか。

もうお分かりですね、そうです、駒の角度です。

弦楽器は演奏する前に必ず調弦をすることになります。その時に駒は弦に引っ張られて

少しずつ前に(上に)傾いていきます。これを修正しつつ調弦することになります。

この修正を必ず行うことで駒は何十年も使用できます。

しかし、これを怠ると駒が沿って曲がってしまい、

数年、早い時は一年以内で新しい駒に交換となります。

もし気付かずにほっといていると、最悪駒は折れ曲がって弦の圧に耐えられなくなり、

破損し、表の板を割ってしまうこともあります。大惨事、大修理となります。。。

気をつけましょう!


2021/08/11

弓の銀線について

前回は、弓のグリップにあたる革巻についてでした。

今回は、その革巻の下にある、銀線 - ラッピング - についてです。

通常、親指は革巻のあたりにきているので、自然に人差指はラッピングあたりになります。

ですから、ラッピングは人差指から弓を守っているのか、って思っていませんか。

それもラッピングの目的のひとつではありますが、もうひとつ非常に大切な役割があります。

それは、弓のバランス調整です。使われている素材、太さ、長さ等によって重さが変わります。

つまり、ほつれたりして巻き直す時は、同じ素材、太さ、長さにする必要があります。

ラッピングには何種類かの違う素材が使われています。代表的なものは、

金、銀、銀糸、絹糸、銀メッキ(銅)、クジラのヒゲ(またはそのイミテーション)等です。

当店は弓の専門店ではないので、同じ素材がない場合は、弓の専門店へお願いしています。


2021/08/05

弓について

弓は楽器に比べてとてもシンプルな構造です。

メンテナンスは毛替えさえ定期的にやっておけば大丈夫、

って思っていませんか。もうひとつ追加してください。

弾く時に親指が当たる所にある、革のグリップ。

爪があたってはがれていませんか?

革の下の銀線が見えてませんか?(銀線については別のコラムで。)

その下の木が見えてませんか?

NGです!

革のグリップは消耗品です。弓を守るためにも定期的に交換しましょう。

素材は、牛革とトカゲ革があります。

牛革は柔らかく、トカゲ革は長持ちします。

今当店ではトカゲ革はいろんな色を揃えています。試してみませんか?

2021/07/29

弦の交換について

弦は定期的に交換していますか。弦は消耗品です。毎日演奏していても、あまり演奏していなくても 弦は劣化していきます。

切れていないからといって古い弦で弾いていると、チューニングが狂うばかりでなく音程も合いづらくなります。

弦の種類を変えると音も変わります。

どの弦を選ぶかも「いい音」作りの一つです。


ネット販売で安い弦を購入する時は、「安い弦」=「古い弦」と思ってください。

楽器屋で売れなくて何ヶ月も空気にさらされていて、いつ入荷されたかもわからない弦は

避けた方が良いでしょう。新しくする交換する意味がありません。

当店では、入荷後すぐに密封して空気で酸化しないように管理しています。特に銀を使っている弦や、ガット弦には要注意です。また、子供用サイズの楽器に大人用の弦を切って使わないでください。楽器に合ったサイズの弦を使いましょう。

当店では、数多くある弦の中から特に良いと思われるものを用意しております。分からない時はぜひご相談ください。また、張り替えは無料で行っています。(購入時のみ。)


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